こんにちは、セールスコピーライターの中村です。
先日の事です。
実家へと帰省した際に両親からこんな事を言われました。
「あんた!文章を書くのが仕事なんでしょ?
Chat GPTとか言うAIが文章作ってくれるように
なったらしいけど...あんた仕事は大丈夫なの?」
ということでした。
実際...Chat GPTが誕生した事で、
簡単な文章だけでなく「セールスライティング」
までAIがやれるようになっています。
まじですごいです(汗)
商売上がったりじゃありませんか。
実際、AIの誕生で今後無くなる仕事の中に、
ライター、マーケティング、広告、事務仕事etc...
ピックアップされています。
これは焦りますよね。
実際問題、私自身も結構焦っていました。
しかし、
最近仕事が無くなるどころか、
むしろ仕事が増加傾向にあります。
なぜ、AIでもコピーライティング
できるようになったのに、
人間セールスコピーライターの
仕事は無くならないのでしょうか?
恐らくですが...
私の見解では、今後もセールスコピーライターの
仕事はまだまだ無くならないと思います。
ただ、普通の記事作成やライティングの仕事は
無くなる可能性が高いです。
セールスコピーと記事何が違うのか?
これは私自身も実際にChat GPTを活用しているので、
発見できた事なのですが、正直なところ確かに
セールスレターをChat GPTで作る事はできます。
ペルソナ(理想の見込み客像)をキッチリ設定して、
セールスライティングの法則やマインドセットを
Chat GPTに学習させてやると、その辺の下手な
コピーライターが書くよりも良いコピーになります。
しかし...
どうしても越えられない壁があります。
それが、『アート』の要素です。
実は、売れるセールスコピーはロジック以上に、
『感情』『心を揺さぶる』芸術的な要素が
非常に重要になる場合が多いです。
なぜなら...人は感情で購買を決断し、
感情で商品を購入するからです。
理屈や理由は基本的に後付けなのがほとんどです。
つまり、どれだけAIが優れたコピーが書けても、
そこに人の心を動かす『クリエイティブ』な要素
『アート』的な要因が入らなければちょっとしか売れません。
でも、そのアート的な要素はAIにはまだまだ難しい領域です。
なぜなら、AIには感情機能は備わっていないので、
感情の描写はできても、本当に感情がこもった文章には
どうしてもならないのです。
そこがAIに人間が勝てる最大のポイントです。
AIやテクノロジーが発展しても、
人間の感情だけは「生モノ」で機械には
完璧に再現するのは難しいと思います。
そのうちAIが感情さえも理解して
共感能力までも身につけるかもしれません。
そうなったら、心をビクンビクントリガーされる
強烈なセールスレターをAIが10分程度で
書くような時代が来るかもしれません。
しかし...そんな時代が来ても、
セールスコピーライターの仕事は
形を変えて存続を続けると思います。
セールスコピーライターの仕事は、
何も文章を書くだけが仕事ではありません。
商品の設計から、ブランディング、
商品を広める戦略や戦術を考えるところまで...
仕事は沢山あります。
ある意味、コンサルタントでもあり、
マーケッターでもあり、コンテンツ作成者でもあり、
セールスマンでもあるのです。
ただ文章を書くだけの人なら仕事が無くなるかもしれません。
けど、本気でセールスライターとして
働こうと考えている人は、恐らく
文章を書いてる時間は全体の2割程度だと思います。
その他の時間は、調べ物したり、
顧客リサーチをしたり...
とにかく下調べとリサーチの時間が長いです。
いくらAIが優秀になっても、
リサーチと下調べで手を抜くと
素晴らしいセールスレターや
プロモーションは生まれませんよね(汗
なので、AIが出てきて、ある程度は
AIが文章や台本を作ってくれますが...
同時に、人間が勝てる場所も多数存在するので、
人間が勝てるポイントで継続してスキルを磨き
続けられる人はこれからも収入を伸ばし続けるでしょう。
AIセールスライティング
そして、これからの時代のコピーライターが
絶対に学ぶ必要がある事が...
AIを駆使してセールスレターをより高速に
短期間で量産する事が必要になります。
実際問題、以前でしたら売れる広告を作ったら、
最低でも1年くらいは使えました。
しかし、
現在、私はクライアントの広告運用をして
利益を上げていますが、3ヶ月くらいしか
広告の寿命がもちません。
なので、広告を運用しながら、
同時並行で新しい広告を作らなければ
必ず数字が下がっていきます。
以前よりも比べ物にならないくらい、
広告制作のスピードが求められています。
なので、昔のように全て手仕事で
広告やセールスレターを作成していては、
正直言ってかなり厳しいです。
AIでも書けるとことは、
AIに任せて人間は最も重要になる
コアな部分だけを仕上げていきます。
AIでは作れない超重要な5つの要素
・キャッチコピー
・サブキャッチ
・オファー
・ボレット
・クリエイティブな返金保証
この5つは、簡単なモノはChat GPTでも作れますが、
本当に心をトリガーされるようなコピーは作れないです。
特に広告で最も重要になる、
キャッチコピーに関しては、
人間がリサーチをして作った方が
圧倒的に反応率が高くなります。
Chat GPTが完璧に顧客リサーチをする事が可能になり、
テストと検証、分析までやれるようになったら
これら全て任せる事が可能かもしれません。
しかし...まだ、人間が頭を捻って作り、
そのアイディアをChat GPTに聞いてみて、
20個から3つに絞り上げ...
それを実際にテストマーケティングして、
反応を確かめるのが一番再現性が高いです。
つまり...まとめると。
Chat GPTなどの生成AIは、
使い方が全てです。
何でもかんでもAIに任せれば
良いという訳じゃないです。
その代わり...
商品の特徴を箇条書きで入力して、
AIにベネフィットを出してもらうなどの
作業はAIのほうが圧倒的に速いですね。
今まで人間がやっていて、
面倒くさいと感じていた作業は
どんどんAIに任せれば
仕事がもっと楽しくなりますね。
ぜひ、参考までに。
中村