Dr.Kです。
今回のテーマですが、
『人間関係に悩まず生きる方法』
について書いて行こうと思います。
そもそも、私自身スーパー
社会不適合者で会社に勤めても、
人間関係に苦しみ辞めていき...
クライアントと契約しても、
やはり人間関係で辞めてきました。
非常に人間関係に悩み苦しんで
生きて来た男なのです。
だからこそ、今回のテーマは
かなりリアルな視点でどうったら
自由な心を持って人間関係を気にせず
楽しく生きていけるのか?
仕事を続ける上で必須な、
『人間関係を』どうやったら
スムーズにできるのか?
その点について、深く入っていこうと思います。
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人の悩みの9割は対人関係にある
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私が、非常に影響を受けている著書の一つに、
岸見一郎さんの著書『嫌われる勇気』があります。
嫌われる勇気は、世界的に物凄い売れている
ベストセラーの一冊ですが...
非常に中身の濃い本です。
そんな嫌われる勇気で、私が非常に感銘を
受けているのが「私達の悩みのほとんどは
対人関係に由来していて、対人関係をクリアにすると」
私達の悩みはほとんど消えてしまう。
という「実にシンプルな考え方」が
私の中で非常に好きですし...
多くの人がこれだけあの本を手に取り、
レビューをしている最大の理由でもあります。
毎日、多くの方が自殺したり、うつ病や
精神疾患に陥る理由も、基本的には人と人との
関係の中で生まれる感情や思考の摩擦が原因です。
つまり...その対人関係の悩みを取り除かない限りは、
私達は「悩み続ける人生」を歩まなければいけません。
それは非常に不自由な人生ですし、
毎日他人の事で苦しみ続けるのは
幸福な人生とは言えないと思います。
この文章を書いている私自身は、
現在進行形でクライアントとの関係に
心を病むほど苦しんでいます。
なので、あまり説得力が無いかもしれません。
が、
現在進行形で悩み苦しみ、その解決策を
探しながら生きているからこそ、リアルな
視点や実際に悩んでいる方の気持ちが理解できます。
どんな事でもそうですが...
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必ず『活路』は見出せる事ができる
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これが世の中の真理だと思います。
どんなに苦しい時でも、
必ず「道は開ける」。
だからこそ、苦しみの中でも、
暗中模索しながら突き進むしかありません。
で、
話は変わりますが...
そもそも対人関係の悩みを引き起こしている
最もたる原因は何なのか?
という点について切り込んで行こうと思います。
それは...
アドラー心理学で言う
『課題の分離』というテーマが
非常に重要になってきます。
私達には、一人一人何らかの課題を持って生きています。
小学生であれば、学校の宿題
社会人であれば、仕事
家庭であれば、家事や育児...
全て人それぞれ役割や課題があると思います。
しかし、その私達の課題に
他人に土足で踏み込まれた時、
そして...相手の課題に踏み込んだとき...
そこから人間関係に問題が生じます。
なので、人それぞれの課題を分離して、
「そもそも、それは誰の課題なのか?」
という視点で考えて、課題を分離して行こう
というのが『課題の分離』という考え方です。
私であれば、クライアントや家族に
「こうするべき!こうあるべき!」
という押し付けをやっていました。
しかし、
『課題の分離』で考えると...
例え、私の正義感や価値観では間違っている事を
やっているとしても、それは『他者』の課題であり
私が土足で踏み込んで良いものではありません。
『最終的にその選択を取った結果、
結末を引き受けるのは誰なのか?』
という視点を持つと、必ず選択の結果は
その人自身が持つしかありません。
では、他人の事は完全に放任すれば良いのか?
と言われると、そうではありません。
援助する準備をあると伝えた上で、
「見守る」というのが正しいあり方なのです。
助けを求めてきた時、悩んで相談して来た時、
その時はじめて一緒になって協力して解決策を
模索したり考えたりするのが良い選択なのです。
相手が求めてもいない時に、
こちらから一方的に押し付けるのは
非常に人間関係の軋轢を生むのです。
アドラーは言います。
「他人の課題に土足で踏み込んでは行かない。
逆にあなたの課題には誰も土足で踏み込ませては
いけない」
シンプルには言えば、いらぬお節介や、
お節介を焼かれるのは避ける。
これが重要だと言えますね(汗
特に私は、昔からお節介を焼く方でしたので、
非常に胸が痛いと言いますか...
『課題の分離』に対して、
難易度があまりに高いと感じています。
しかし、
実際に良く考察すると、
『課題の分離』ができていないと、
いつまでも不自由だと思います。
人の心配や人に嫌われる心配ばかり
していると、それは人の評価を気にして
生きることになります。
評価を下すのは、人の課題であって
私達の課題ではありません。
つまり、嫌われようが、好かれようが、
それは全て相手の課題なのです。
私の課題ではありません。
「でも、人に嫌われたらマズイのでは?」
と思われる方もいるかもしれません。
確かに集団やコミュニティーの中で、
全員から嫌われたりするのは、
メンタル的に辛いかもしれません。
しかし、
嫌われている事を恐れ、ヘラヘラしながら生きるのは、
また『他人の課題』の上で生きている事になります。
人からの評価を気にして生きる事は、
本当に不自由で、ストレスが溜まる人生です。
自分の人生の選択はどんな時でも、
自分で勝ち取り、自分で選んで
自分自身で進めて行くしかありません。
どんな凄い人がアドバイスしようと、
どんなに家族や友人がアドバイスしようと...
最終的にその決断をした末、発生した結果を
引き受けるのはその人自身であり...
私自身なのですから...
この選択した結果、最終的に結果を引き受けるのは
私自身であり、その人自身である。
この考えを持つと、人に無闇にアドバイスする
事もなくなりますし、お節介を焼く事も
無くなってくると思います。
なぜなら...私達がいくら人からアドバイスされて、
その選択を選んだ結果、失敗したとしても、
最終的にその結末の責任を取れるのは
自分しかいないからです。
誰も責任を取ってはくれません。
自分自身しか責任を取れないのです。
であれば...
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自分が信じる最善の道を歩むしかない
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本当に100%自分が、信じていると
思える道に進むのが人生をダイナミックに
生きる最もパワフルな考え方です。
その先に失敗や挫折が待っていようとも、
自分が信じた道であれば納得できます。
しかし、
人から言われたから、嫌われるのが嫌で、
OKしてしまって、その結果その人のせいに
したくなった。
そうなると、他人の期待の上で
自分の人生を偽って生きている事になります。
そうなると、人生は苦しくなり始めます。
他人に嫌われる事を恐れる必要はありません。
逆に周りに他人に嫌われている人がいれば、
その人は『自由に生きている』と言えます。
あなたは自由と不自由な人生、
どちらを選択しますか?
人に嫌われる事を恐れず、
自分の選択に自信を持って生きる人生。
それとも、
人に嫌われる事を恐れ、
自分の選択に自信が持てず、
人に依存してばかりの人生。
答えは明白ですよね。
私達は、自分の選択に自信を持って、
『自由』かつダイナミックに人生を
謳歌したいと心の底では思っていると思います。
しかし、
社会システムや学校教育の弊害で、
人に嫌われる事を極端に恐れて
しまっているのです。
けれど、人に嫌われる事を恐れて、
ヘラヘラし続ける人生は自由でありません。
そして、うつ病や精神病に苦しむ人ほど、
優しく、気をつかって、人に嫌われる事を
恐れている方が少なくありません。
心優しい方々が、メンタルが弱いなどの
レッテルを貼られてバカにされる社会は
私は納得できない。
私自身もメンタルで苦しんだからこそ...
一人でも多くの人が、人間関係の悩みから
解き放たれ、自由な心とライフスタイルを
手にできる世の中になればと思っています。
多くの人が自由な心を持てば、
争いもなくなり、戦争もいじめも
殺人も無くなるのではと思っています。
そんな世の中を作るのは不可能かもしれません。
が、
今生後5ヶ月の娘が大人になった時に、
自由に生きれる社会に少しでもして行きたい、
そんな思いを私は持っています。
一人の人間ができる事は小さいかもしれない。
しかし、
一人の人間が持っている力は大きい。
これがアドラーの言う真理です。
だからこそ、私達個人個人が、
「やるんだ、変えるんだ」という気持ちで
人生を切り開いて行く必要があるのだと
感じています。
先は長いかもしれませんが...
少し少し私も進化して行こうと感じています。
それでは。
Dr.K